個人的な今年の目標の一つ、キャッシュレス化を掲げて、実践して1か月ほど経ちました。今回の記事では「キャッシュレス生活を始めて1か月」の感想等を述べさせて頂きます。
私のプロフィールです。
・30代会社員、家族構成は妻・子の3人。
・平凡な年収ながら資産2,000万円超を達成。
・家計管理について参考になる有益な情報を発信できるようブログ運営をしております。
はじめに
基本的に私は現金主義でした。「現金でなければ管理がし辛い」。と考えていたからです。
例えば、電車に乗り、SUICAを使う時。(ちなみに私自身、電車を使う機会は2.3か月に1回あるかどうか)という感じです。
その日に使う往復分の運賃が200円(片道100円)だとしてもSUICAには1,000円をチャージしなければならず残りの800円はまたいつ使うかもわからぬままSUICAの中に寝かせておかなければいけないという考えがあり、それがどうも性分に合わず現金主義を貫いておりました。
そのため、普段は財布を右ポケットに、スマートフォンを左ポケットに(鞄はあまり使用しません)入れて出歩くスタイルでありました。
が、仕事の関係で長期の出張をしている際、その期間財布を持ち歩く必要のない(車を運転したり多額の買い物を要さない)生活になった時がありました。
そうなったとき、今までは
・出かける前に財布とスマートフォンの2つを用意
・出歩いている時等、気が付く度に紛失したりしていないかを確認するといった作業がス
マートフォンのみの1つだけで良くなりました。
本当に些細なことではあるのですが、それがなんだかすごい快適だったんですよね^^
ただ、それでもやっぱり「ちょっと小腹がすいた」とか「のどが渇いた」とお金が必要になる場面も何度かありました。
もともと私は家にある不用品をフリマサイトのメルカリで処分しておりました。その処分して得たポイントでメルカリ内で買い物をする事はあったのですが、そのポイントを実店舗で使うことはありませんでした。
メルカリのポイントが余っていたので試しにと、「ちょっと小腹がすいた」時にコンビニで軽食を購入したり自動販売機で電子マネーを利用してみました。
やはり最初の数回は不慣れなため毎回ドキドキしていたのですが、慣れてくるとこれもまた結構快適^^お財布から小銭を出しお釣りを受け取り財布にしまう必要もなくただただスマートフォンを差し出すだけで買い物が済みます。
この出張が11月にあったのですが、この時の経験をもとに「キャッシュレスて意外にいいかも、いいきっかけだし2021年から本格的に使ってみるか」と決意した次第であります。
用意したもの
以前の記事において私の支出予算について説明させて頂いておりますが、
今回キャッシュレス化したものは私のお小遣いのみです。
11月にそんなことがあってから、妻に「来年から財布を捨ててスマホの電子マネーのみを使う」という宣言をしたところ、クリスマスプレゼントにそのために必要なツールを2つ買ってくれました。
まず一つ目がスマホケースです。
それまではスマートフォンを保護するためだけに使っていたスマホケース。
それをキャッシュレス化にあたって、カードが数枚と現金が入るようなタイプのケースに交換しました。
小銭も入ります カードが入っている生地の裏にもスペースがあります
前述したとおり私は鞄を持たずポケットにスマートフォンをしまうので、なるべく薄くコンパクトなケースを使うようにしています。
現金は何かあった時のために持つようにしています。写真では5,000円ですが、ある時はなるべく10,000円札を持つようにしています。
現金を使用しお釣りで小銭が発生したときはすぐに小銭貯金するようにしています。かさばるので。
カードのところにはクレジットカードと運転免許証を常時入れるようにしています。写真ではクオカードも入っています。
もともと財布にもカード類はそんなに持っておらずせいぜい4,5枚だったのですがそれからさらに厳選してこの2枚にしました。
そして、用意したもの2つ目が磁器防止カードケースです。
スマートフォンから出ている磁器によってクレジットカード等が使えなくなってしまうことがあるようでそれらを防止するためのカードケースです。写真で確認できる銀色のケースです。これらにそれぞれ免許証とクレジットカードが入っています。
実際使ってみて
・電子マネーサイトは「PayPay」
・お小遣い25,000円のうち15,000円をチャージ
出張中使ったのはメルカリ(ID)でしたが、現在使っているのはPayPayです。
私が使っているアイフォンに最初から入っていたアプリです。
これにクレジットカードの情報を登録するとチャージ(入金)する事ができチャージ後電子決済が使えるようになります。


「スマホのみ持ち歩けば良い」、「会計時が楽」という利点は以前感じた通りでそのほかに気づいたことを紹介します。
- ・ポイントがつく
・Tカードも電子化
・資産運用も可能
・管理(予算)のし辛さはない
電子マネー「ID」を使った時はポイントが付きませんでしたが、PayPayではポイントが付きます。
基本は決済金額の0.5%
仮に私のお小遣い金額25,000円をすべてPayPayで使用したとして得られるポイントは125円分。
多いか少ないかは人それぞれあると思いますが、同じ買い物をしても会計方法を電子マネーにするだけでポイントがつくようになる、というのは嬉しいですね。
また、このポイント還元率はPayPayの使用回数や金額によって増えるようです。

・1か月で50回決済すると0.5%アップ(1回の決済につき100円以上)
・1か月で総額10万円以上決済すると0.5%アップ
するようです。2つとも条件を満たせば1.5%の還元率になるそうです。
残念ながら私はどちらもクリアできそうにありません。コンビニ等含めても利用するのは3日に1回程度。その際に例えば100円以上のものを3個買ったとして1回1回会計を分けて利用すればいけそうな気もしますがそこまでしてやろうとも思いません^^;
私の月のお小遣いは25,000円なので10万円のお買い物は不可能。
ポイントはあくまでも電子マネーを使って得られる副産物のようなものです。それを目的に使用しているわけではないので「1円でもつくならラッキー」みたいな感覚で私は利用しています。
あえて言わしてもらうと、端数が容赦なく切り捨てられるのが気になります。
還元率0・5%の時200円のお買い物をしても1ポイント、390円のお買い物をしても1ポイントしかつかないので要注意です。
かと言って、きっちりポイントをもらうために余計な買い物をするのでは本末転倒ですのでこれまた要注意です!
Tカードを持っている人はその情報をPayPayに登録すると、対象店舗にて買い物時PayPayの画面から電子上のTカードを提示することが出来ます。

先ほど紹介したPayPayTOP画面の右真ん中端にある「Tカード」をタップするとこの画面に変わります。
そしてお会計時レジの方にこの画面をスキャンしてもらいその後PayPayのトップ画面に戻りPayPayのバーコードをスキャンしてもらえばTポイントを反映させたお買い物が完了です。
Tカードを持ち運ぶ必要がなくなります。
これは私もびっくりしたのですがPayPay内で資産運用もしてもらえるようです。
PayPayを使って得たポイントで米国の金融資産に投資し自動で運用してくれるサービスがあります。
トップ画面の上から2番目、左から2番目の「ボーナス運用」というところです。
PayPayに登録さえすればそのほかの申し込みは必要ないですし、手数料等もかかりません。また、ポイントが発生したら自動でそのポイントを運用に振り分けてくれる(もちろん手動で何ポイントを振り分けるか決めることもできます)仕組みもあるようです。
当然、運用結果によっては増えることもあれば減ることもあります。利用したい人は利用し、利用したくない人は利用しないで全く問題ありません。

ちなみにですが、↑が私の運用結果です。約1か月で67円分のポイントを(自動)運用してもらい1円の含み益が出ています。利率にして約1.5%です!
仮にこの利率で10万円を運用したとしたら1年で1,500円の利益が出るということになります。
この低金利の時代、銀行預金ではどんなに高くても0.2%の利息(10万円を1年預けて200円)しかつかないのでかなり高利回りであることがわかります。
しかしながら、前述したように値下がりするリスクもありますのでご利用は自己責任で行ってください。
最後に冒頭で述べた「現金に比べ予算管理がし辛そう」という点ですがこれについては今のところは特に感じておりません。
交通費に用いるSUICAとは違ってお小遣いという費目を電子化したということで「使う機会が来るまで寝かしておく」ということが生じません。
以前の記事で紹介したように食費や日用品同様に「今の残金は〇〇円だからあと2週間で△△円だけ使える」と現金と変わらずに把握することが出来ております。
不便な点
どちらかというと、キャッシャレス化してよかった点を紹介してきましたが当然ながら「現金に比べると不便だな~」と感じる場面もありました。
・使えない店舗がある
・どうしたって使えない場面がある
↑どっちも同じことですが^^;
PayPayを使えない店があります。
その時はIDやクレジットカードで対応しましたが、IDはへそくり的な位置づけですし、クレジットカードを使用することによって毎月立てている予算から逸脱した支出が発生してしまい家計管理する際にとても面倒なことになってしまいます。
IDとPayPayを併用したら良いようにも思いますが、これは個人的な趣味なのですが「クレジットカードは1枚のみ、ポイントカードもTカードのみ等々」なるべく物事をシンプルに完結させたい性分のためあれこれやりたくない、という気持ちがあります。
同様に職場内で集めている「〇〇会費」の類のもの。これはもう完全に現金でなければ対応できません(その金額分同僚にコンビニ等で費用を負担し、会費を代わりに出してもらう、なんてこともできなくはない(?))。
この1か月で感じた不便場面は上記の2点です。
しかしながら、電子マネーをやめるほどの不利点ではないと感じており引き続きキャッシュレス生活を続きていきたいと考えております。
使用していて発見した点(逐次更新)
日常使っていて発見したことを逐次この項目に乗せてい行こうと思います。
クオカードとの併用する際の注意点
2021年2月6日追記分です。
本日、コンビニエンスストアのローソンにて当初クオカードにて支払いをしたところ残高が不足していたため残りの分をペイペイで決済しようとしたところ「当店では受け付けておりません」と言われてしまいました。
その場は緊急用で持っていた現金で支払いを済ませたのですが、「本当に出来ないのかどうか」疑問だったので調べてみたら、やはりお店によって出来ないところがあるようです。
クオカードをよく使う人は気を付けてください。
セブンイレブンのかんたんnetprint
2021年2月12日追記。
セブンイレブンが提供しているサービスで「かんたんnetprint」というものがあります。
こちらでは、スマートフォンで取得したデータを印刷することが出来る(有料)ようになっていて、自宅にパソコンの印刷機が無い我が家にとっては重宝させてもらっているサービスとなっています。
本日、キャッシュレス生活を始めてから初めてそのサービスを利用しようとしたところ、決済方法は現金(しかも小銭のみ!)もしくはnanaco(セブン&アイHDが運営している電子マネー)のみにしか対応していないということで、お札しかもっていなかった私はその場は断念。
お札を崩すために何か買い物するのも躊躇われました。
かなり限定的な事象ではあると思いますが、キャッシュレス生活の弊害が少しずつ出てきています。
電子マネーで切手は買えない!?
昨今、確定申告は電子化されてとても便利になりました。
が、私は以前確定申告する際は紙で行っています。
税務署に行く時間もないので、郵送で。
と、言うことで切手を買いに某大手コンビニエンスストアへ切手を買いに行ったのですが、
「電子マネーで切手は買えません」
と言われ、泣く泣く現金で購入しました・・・。
ついでに言うとそのコンビニにおいてある切手は10円、63円、84円切手だそうで、私が欲しかったのは120円切手と10円切手数枚。
大量の10円切手を封筒に貼り付け税務署に申告書を送付いたしました・・・。
行きつけの、「某大手コンビニエンスストアよりは知名度は劣るもののそれでも、全国区のとあるコンビニエンスストア」にはちゃんと120円切手も常備しているのに・・・残念です。
最後に
2点、デメリットを上げましたが工夫次第で対応は可能なことですので、「電子マネーより現金のほうが良い!」といった結論までにはいたっておりません。
引き続きキャッシュレス生活を続けていきたいと思っております。
「今後電子マネーを使いたいけどどうしよう」と迷っている方の参考になれば幸いです。
今後続けていく中で新たな発見(利点・不利点等)がありましたら逐次紹介していこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

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