今回も最近ではなく、去年頂いた株主優待になりますが、この度その株主優待を使わせて頂きましたのでそのご紹介をさせて頂きたいと思います。
今回は皆さんもご存じ「ヤマダ電機」の株主優待を使ってみての感想となります。
「ヤマダ電機、株主優待に興味がある」といった方の参考になれば幸いです^^
私のプロフィールです。
・30代会社員、家族構成は妻・子の3人。
・平凡な年収ながら資産2,300万円超を達成。
・家計管理やお金にまつわる有益な情報を発信できるようブログ運営をしております。
株主優待とは
こちらについては今では頻繁にメディアに取り上げられたりしておりますので、説明するまでもないとは思いますが簡単に。
対象の企業の株を保有していると、その企業から頂ける優待品という名のサービスや商品のことです。
優待品にも様々な種類があって、有名どころで言うと
・オリックスやKDDIのカタログギフト
・たばこで有名なJTの自社商品(パック飯やカップラーメン←JTはこれらの商品も取り扱っ ています)
・今回ご紹介するヤマダ電機の自社で使える割引券
・神戸物産(業務スーパーで有名)のクオカード
等々他にもさまざまあります。
企業側としては株主優待制度を実施することで、株主を増やして企業の認知度を上げたりといったメリットがあるために導入しているようです(制度を取り入れていない企業もあります)
余談ですが、私は初めてもらった株主優待は「スリーエフ」の優待でスリーエフでつかえる商品券2,000円分でした。確か半年に1回、1年に2回もらえたと記憶しております。当時私は中学生だったのでかなり重宝しました^^
ヤマダ電機とは
ヤマダ電機をご存じない方はあまりいらっしゃらないかとは思いますが、
事業内容
公式HPより引用
・家電。情報家電等の販売及び住まいに関する商品販売
日本においてもトップクラスの規模を誇る家電量販店ですね。
家電だけでなく、住宅関係も手掛けているようです。
株主優待の内容
さて、ヤマダ電機の株主優待ですが
ヤマダ電機で使える割引券です。

前回のライトオンの記事でも述べましたが、株主優待でもらえるこの手の優待券には
・割引券
・買物券
に種類分けされると私は考えております。
割引券は、一定の金額分お買い物すると券面金額分割り引いてくれる券。
例えば
総額2,000円分の割引券 (500円分の券を4枚)
1,000円以上お買い上げ毎に1枚使用可能
と、言う優待券があったとします。
この場合、1,000円の物を半額で買えるので大変ありがたい優待ではあるのですが、使用するためには最低でも500円の身銭を切らなければいけません。
しかし、お買物券の場合は上記の例の「〇〇円以上お買い上げごとに」という使用条件がありません。
なので、1,000円の物を買う時にお買物券を2枚使えるので割引券と違って身銭を切る必要がありません。
ただ、あえてデメリットとしてあげるのであれば「お釣りが出ない」ということでしょうか(中にはお釣りも出してくれる優待券もあるのでしょうが)。
なので、お釣りが出ないように少し端数が出るくらいに買い物をするようにするため(もちろんしなくても良いのですが)多少の現金の持ち出しは発生するかと思われます。
ヤマダ電機の株主優待券は、前者の割引券にあたります。
1,000円以上のお買物毎に500円の割引をしてくれます。
ヤマダ電機は、100株5万円を3年以上保有していれば年間で5,500円の株主優待券をもらうことができました。
優待利回りは驚異の10%以上です!
でしたが、このたび優待の改悪があり、長期保有制度もなくなり100株保有者に配られる株主優待の総額は年間で
1,500円にまで減ってしまいました。
・・・4,000円もダウン。
株式市場の改変により今後は優待改悪の流れが一層広まっていくかもしれません。
ま、少なくとも私の手元には改悪前の2,500円分の優待券が手元にありますのでこれを使って5,000円分の買い物を半額の2,500円で堪能してまいりました^^

実際に購入した商品が上記の写真のとおりです。
しめて2,699円のお買い物でした!
もちろん優待券使用後の金額です。
見てのとおり家電製品は一切なく、すべて日用品です^^;ヤマダ電機の良いところは家電のみならず日用品も取り扱っているところです。(近所のヤマダ電機はアウトレットという事で品ぞろえはイマイチで普段はまず利用しませんが・・・^^;)
税込みで5,199円のところ500円分優待券を5枚使って2,500円割引です。
このように割引券を使用してお買物する時に注意するべきポイントが3点あります。
使用限度額ギリギリで済ませる
今回のケースを例にすると
「1,000円の買い物ごとに500円の割引をしてくれる券」
と、いうことは5,000円のものが2,500円で買えるので割引率にすると50%ということになりますよね?
しかし、割引券を5枚使うには「5,000円ぴったりのお買物でなくてはならない」と言うわけではありません。
「5,000円未満」ではダメですが5,000円以上であれば上限はありません。
5万円のお買物をした時も同様に割引き券2,500円分を使うことは可能ですが、これだと割引率は5%まで低下してしまいます。
優待券でお得にお買い物が出来るからと言ってあれもこれも良く考えずにお買物をしてしまうとせっかくの優待券もお得度が薄れてしまうので注意しましょう。
なんでもかんでも割引券を使おうとしない
ヤマダ電機の優待券に関しては言えば関係ないことかもしれませんが、その他のもっと割引率の低い券を貰ったりした時に注意してほしい事です。特売のチラシとかも同様ですね。
例えばB店よりA店の方が卵が10円安い(もしくは10円の割引券がある)と言った場面。
本当に用事があるのはB店なのに、「卵が10円安い」という理由でわざわざA店に卵だけ買いに行きその後B店で残りの用事を済ます。
A店とB店が隣接していて徒歩で行き来が出来る、なんて状況であればそれでも問題ないと思いますが、そうではなくそれなりに距離がある場合。
時間やガソリン代、またA店で余計な買い物をしてきてしまうと言った様々な不利点があると思います。
目先の利益にとらわれずに、こういったことをよく考え、トータルで(金銭面以外でも)自分にとってプラスになるかどうか考えてみましょう。
その割引券を使うことで総合的に見て不利益になるという結論に至ったらそれらを破棄するという決断も必要になってくるかと思います。
安いからと言ってそこまで必要でないものを買わない
優待券で安く買えるから、例えば「ちょっと見たいなぁと思ってたDVD」や「今使っているイヤフォン、まだ全然使えるけどもっと良いの欲しいなぁ」と購入に至ってしまうこともありがちです。
これらはきっと、優待券が無かったら発生しなかった支出でしょう。
故に、優待券があるがために無駄なお金を使ってしまったということになります。
本来は家計を助けてくれる役目を果たしてくれる優待券ですが、例のように安易に使ってしまうと逆に家計を圧迫する原因となってしまいます。
私がおすすめするのは、優待券では「生活する上で絶対使う物」、一番わかりやすいのは日用品の消耗品ですよね。
これらを優待券で安く買い、それによって家計の負担が緩和され、最終的にお金が残ったら、その残金で贅沢をする
と、言うのがいいと思います。
もちろんDVDやイヤフォンが(趣味的な面でも)生活する上で必要な物である場合は買って全く問題ありません。
優待利回りについて
株を購入する際にチェックする指標の一つに「優待利回り」というものがあります。
「株価に対してどれだけの価値の優待がもらえるか」と言う割合です。
例えば下記のような銘柄あったとします。(今回の例では手数料等は考慮しません)
・株価10万円(10万円で購入できるという事です)
・優待は年1回1,000円分のクオカード(年2回や4回もらえる銘柄もあります)
優待利回りの算出方法は
優待価格(1年間) ÷ 株価
で算出されますのでこの例のケースで言えば
1,000 ÷ 100,000 = 0.01 → 1%
という事になります。
優待利回りについて一般的には
「3~4%もらえる銘柄が良い」
と、よく言われています。
利回りが低すぎると投資している旨味がありませんし、高過ぎるのも問題でそれだけ企業の業績を株主優待が圧迫する原因となりますので、優待の改悪や廃止となる可能性が高まってしまいます。
今回のヤマダ電機の場合
株価 54,600円 (2021年2月18日現在)
優待 5,500円
となりますので
利回りは約10%となります。
さすがに10%はやりすぎたのかもしれませんね。
優待変更後の1,500円で計算してみると
2.7%となります。
これはこれで悪くない数字ではありますが、元が高かったので物足りなく感じてしまいますね・・・。
投資実績(累計受取配当金額と優待額)
私自身は平成28年にヤマダ電機の株主となりました。
私の保有株の中では結構古参の銘柄です。今までに頂いた配当金や株主優待の実績は下記のとおりとなります。
・株主優待
平成28年12月 2,000円分お買物券
平成29年 6月 1,000円分お買物券
12月 2,500円分お買物券
平成30年 6月 2,500円分お買物券
12月 2,500円分お買物券
令和 元年 6月 2,500円分お買物券
12月 2,500円分お買物券
令和 2年 6月 3,000円分お買物券
12月 2,500円分お買物券
合計 21,000円分お買物券
合計すると21,000円分のお買物券をこの銘柄から頂いていることになります。
この記事を書くにあたって集計してみたのですが、こうしてみるとすごいですね^^;
また、配当金については下記のとおりです。
・配当金
平成29年 1,036円
平成30年 1,036円
令和 元年 1,036円
令和 2年 797円
合計 3,905円
税引き後の金額になります。
残念ながら配当金についても下降気味であります。
しかしながら、株価自体は私が購入した時よりも数千円で上がっていますので、全部トータルすると結構プラスになっています。長期間同一銘柄を持ち続けることが出来る、という個人投資家の強みが発揮されています^^
が、優待・配当ともに改悪(減配)気味ではあるのでヤマダ電機についても様子を見て売却していこうかな、と考えております。
最後に
今後もこのような株主優待の紹介をしていこうと考えておりますので、まだ株式投資をやったことのない人、興味のある人は是非参考にしていただけたらな、と思います。
また、私のこれまでの優待の実績(優待額)も公表していこうと思いますのでご参考にどうぞ。
なお、こちらの実績については私が記録をつけ始めた2014年からとなっております。

今回のヤマダ電機の優待については昨年の12月頃に頂いたものなのでこのグラフの2020年の中に含まれています。

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